FS E.464機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > FS E.464機関車の意味・解説 

FS E.464機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/28 08:32 UTC 版)

イタリア鉄道E464形電気機関車
E464形
基本情報
運用者 トレニタリア、TiLo
製造所 ボンバルディア・トランスポーテーション
製造年 1999年-2007年
製造数 388両
運用開始 2000年
主要諸元
軸配置 Bo-Bo
軌間 1,435 mm
電気方式 直流3,000V
長さ 15,750 mm
3,000 mm
高さ 4,100 mm
機関車重量 72 t
台車中心間距離 7,540 mm
固定軸距 2,650 mm
車輪径 1,250 mm
主電動機 三相交流誘導電動機
歯車比 27/55、26/64
最高速度 160 km/h
出力 4,272 kW
引張力 200 kN
テンプレートを表示

FS E.464トレニタリア電気機関車である。1990年代に近郊用の軽量客車を牽引する目的で開発された。1940年代から50年代に導入された旧式のE424、E646を更新する。

原型はABB Trazione(後のアドトランツ、現ボンバルディアグループの一部門)がイタリアヴァード・リーグレ工場で生産したものである。

1台あたり230万ユーロである。388両が運用されている。イタリア最大の機関車である。

歴史

E464形は1980年代に計画が始まり、車輪配置4軸(Bo-Bo, E453形・E454形)と6軸(Bo-Bo-Bo, E665形・E666形)が計画された。強力な貨物用のE652形の導入に伴いE666形は中止された。

1994年、FSはABBに新型の設計を依頼した。より経費削減できる様に既存のE412形の部品を活用した。E464形は成績が良かったので90両、100両、48両と相次いで発注された。

技術

E464はイタリア初の自動連結器を装備した機関車である。従来はリンク/バッファーを使用していた。車体の側板はアルミ製で白と緑の塗り分けがされている。

機関車はゲートターンオフサイリスタ(GTO)による可変電圧可変周波数(VVVF)インバータで4基の三相交流誘導電動機を制御する。誘導電動機のコイルはデルタ結線である。

回生ブレーキを備えている。この機能は近くに力行している車両がある場合で架線電圧が4000ボルト未満の場合に限られる。

脚注

  • “80 anni di locomotive elettriche FS in CC”. Tuttotreno Tema (Duegi) (21). (2006). 
  • “E464”. Tuttotreno (Duegi) (155). (July/August 2002). 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「FS E.464機関車」の関連用語

FS E.464機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



FS E.464機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのFS E.464機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS