Fの長女逃走・Xらの逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:19 UTC 版)
「尼崎事件」の記事における「Fの長女逃走・Xらの逮捕」の解説
Fの死亡後は、Fの長女に暴力が集中するようになった。10月30日未明、Fの長女は車の中でXやEから何度も顔を殴られたり、タバコの火を押し付けられるなどの激しい暴力を受け、手足をテープで縛られ、ワンルームマンションに閉じ込められた。Fの長女は、寝入っている監視役のEの隙をうかがい、手足のテープを噛み切って2階の窓から飛び降りて逃走した。そして、大阪市内のホテルに数日間宿泊し、11月3日に大阪市内の交番に駆け込んだ。自身が受けた暴力や、Fが死亡したことを警察に話し、話に信憑性があると判断した大阪府警は兵庫県警に連絡した 。 一方、Fの長女の逃走後、事件の発覚を恐れたXは、全ての罪をなすりつけるために、Eに遺書を書かせ、元妻と次女とともに、車で海に飛び込み自殺をさせようとしていた。11月4日夕刻、E元夫妻は自殺を決意し、次女と尼崎市内のスーパーの駐車場に止めた車の中にいた。並んで止めた車には、自殺を見届けるためにXとKがいた。そこへ、行方を捜していた兵庫県警が駆けつけ、間一髪のところで3人を保護した。そして、XとEは、Fの長女への傷害容疑で逮捕された 。
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