エマ・ラドゥカヌ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/07 15:50 UTC 版)
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2021年トランシルヴァニア・オープンでのエマ・ラドゥカヌ
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| 基本情報 | ||||
| 国籍 | |
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| 居住地 | 同・ロンドン | |||
| 生年月日 | 2002年11月13日(23歳) | |||
| 身長 | 175cm [1] | |||
| 利き手 | 右 | |||
| バックハンド | 両手打ち | |||
| デビュー年 | 2018年 | |||
| 生涯獲得賞金 | 6,216,072 アメリカ合衆国ドル | |||
| ツアー経歴・シングルス | ||||
| ツアー通算 | 1勝 | |||
| 自己最高ランキング | 10位 (2022年7月11日) | |||
| 4大大会最高成績・シングルス | ||||
| 全豪オープン | 3回戦(2025) | |||
| 全仏オープン | 2回戦(2022・25) | |||
| ウィンブルドン選手権 | 4回戦(2021・24) | |||
| 全米オープン | 優勝(2021) | |||
| 優勝回数 | 1(米1) | |||
| ツアー経歴・ダブルス | ||||
| ツアー通算 | 0勝 | |||
| 4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
| 全米オープン | 1回戦(2025) | |||
| 2025年8月21日現在 | ||||
エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu, 2002年11月13日 - )は、イギリスのプロテニス選手。2021年全米オープン女子シングルス優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス1勝を挙げている。WTAランキング自己最高位はシングルス10位。
選手経歴
ジュニア時代
カナダ、オンタリオ州トロントで、共に金融部門で働くルーマニア人の父と中国人の母の元に生まれる[2][3]。ルーマニア語での名字の綴りはRăducanu[4]。2歳の時に家族はロンドンへ移住した[5]。5歳でテニスを始めた。目標とするテニス選手として李娜とシモナ・ハレプを挙げている[4][6]。本人によると中国語もかなり話せるといい、台湾のテレビ番組を見るのが大好き[7]。2021年にはイギリスの大学入学試験に相当する「Aレベル」の試験を受けるなど、学業もおろそかにしない方針だったが、同年に四大大会デビューを果たし、目下のところテニスに集中する姿勢を見せている[7]。BBCの取材に応じた元コーチのマシュー・ジェームズは、文武両道を目指してきたことからランキングは実力より下位だったと分析している[7]。
2021年 GS・全米初制覇 トップ10入り
2021年ウィンブルドン選手権女子シングルスでワイルドカード(主催者推薦)により出場し、四大大会デビューを果たした。それ以前の自己最高ランキングは338位だった。ここで4回戦に進出し、ランキングを179位に躍進させた[8]。同年8月にはシカゴで開かれたWTA125シカゴで準優勝し、23日にランキング150位となった[9]。
2021年全米オープン女子シングルスに初出場し、直前の東京オリンピックで金メダルを獲得したばかりのベリンダ・ベンチッチを破り、予選から参加の選手としては史上初めて準決勝に進出する快挙を成し遂げた。ランキング100位以内に未到達の選手が準決勝に進出するのも史上初めて[10]。レイラ・フェルナンデスとの10代対決となった決勝もストレート勝ちし、予選から全10試合ストレート勝ち、イギリス女子選手44年ぶりの四大大会制覇という快挙をさらに加えて優勝を果たした。
その後の、トランシルバニア・オープンでは、父の祖国であるルーマニアでWTAツアー大会で初白星をあげるも、準決勝で敗れた[11]。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 2回 (1勝1敗)
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| 結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 1. | 2021年9月11日 | ハード | 6-4, 6-3 | ||
| 準優勝 | 1. | 2026年2月7日 | ハード | 0-6, 2-6 |
4大大会優勝
全米オープン 女子シングルス:1勝(2021年)
| 年 | 大会 | 対戦相手 | 試合結果 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 6-4, 6-3 |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
| W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
| 大会 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 | 通算成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全豪オープン | A | A | A | A | 2R | 2R | 2R | 3R | 2R | 6–5 |
| 全仏オープン | A | A | A | A | 2R | A | A | 2R | 2–2 | |
| ウィンブルドン | LQ | LQ | NH | 4R | 2R | A | 4R | 3R | 9–4 | |
| 全米オープン | A | A | A | W | 1R | A | 1R | 3R | 9–3 |
脚注
- ^ “Wimbledon bio”. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “Emma Raducanu”. 女子テニス協会. WTA. 2021年7月12日閲覧。
- ^ “Emma Raducanu: third round - The Championships, Wimbledon 2021”. www.wimbledon.com. 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b Dinu, Remus (2021年7月1日). “EXCLUSIV Emma Răducanu, dialog cu Gazeta Sporturilor după prima victorie a carierei la Wimbledon” (Romanian). Gazeta Sporturilor. 2021年7月2日閲覧。
- ^ “Nothing to fear for Emma Raducanu in draw filled with intrigue”. The Times (2021年7月5日). 2021年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。
- ^ “Raducanu driving forward with Bulldog spirit, looks to model herself on Halep & Li Na”. Lawn Tennis Association (2020年7月29日). 2020年8月24日閲覧。
- ^ a b c “【ウィンブルドン】 無名の18歳イギリス女子、エマ・ラデュカヌが大躍進”. BBC NEWS JAPAN (2021年7月5日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “Brit Raducanu, 18, into Wimbledon 4th round” (英語). ESPN.com (2021年7月3日). 2021年7月6日閲覧。
- ^ “18歳「ウィンブルドンの新星」が初の準優勝!ランキングでキャリアハイ更新”. THE TENNIS DAILY. WOWOW. 2021年9月9日閲覧。
- ^ “Raducanu beats Bencic, becomes 1st qualifier to reach US Open semis in Open Era”. Women's Tennis Association. 2021年9月9日閲覧。
- ^ “地元優勝を目指すハレプが準決勝へ、USオープン女王ラドゥカヌは敗退”. Tennis Magazine オンライン. 2021年10月30日閲覧。
外部リンク
- エマ・ラドゥカヌのページへのリンク