組み込みLinux
【英】:Embedded Linux
携帯電話、PDA、カーナビゲーションシステムなど、マイクロコンピュータが組み込まれている「組み込み機器」や「組み込みシステム」で動作することを目的に改変されたバージョンのLinuxカーネル。
組み込み機器は、デスクトップコンピュータに比べてCPU性能、メモリ容量、二次記憶容量などが大幅に制限される。また、ユーザーの操作や外部信号に対して即時に応答すること(リアルタイム性能)が要求される。従来、組み込み機器にはメーカーが独自に開発したOSを採用することが多かったが、CPU性能の向上に伴い、Linuxのような汎用OSを修正して採用するケースが増えている。
オリジナルのLinuxカーネルは動作に最低16Mバイト程度のメモリが必要で、応答性能も数ミリ〜数十ミリ秒と遅く、そのままでは組み込み機器には適さないが、組み込みLinuxではこれらの点が改良されている。
組み込みLinuxにはオープンソースのものと商用のものがあり、10数種類の製品やプロジェクトがある。
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関連URL
Embedded Linux Consortium公式サイト(http://www.embedded-linux.org/ Embedded Linux Consortium)

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