EGARCHモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/24 06:05 UTC 版)
「ARCHモデル」の記事における「EGARCHモデル」の解説
Daniel B. Nelson が1991年に提案したExponential GARCH(p,q)モデル(EGRACH(p,q)モデル)は以下のようにボラティリティが決定する。 log σ t 2 = ω + ∑ i = 1 p β i log σ t − i 2 + ∑ i = 1 q ( α i ε t − i + γ i ( | ε t − i | − E [ | ε t − i | ] ) ) {\displaystyle \log \sigma _{t}^{2}=\omega +\sum _{i=1}^{p}\beta _{i}\log \sigma _{t-i}^{2}+\sum _{i=1}^{q}{\Big (}\alpha _{i}\varepsilon _{t-i}+\gamma _{i}{\Big (}|\varepsilon _{t-i}|-E[|\varepsilon _{t-i}|]{\Big )}{\Big )}} EGARCHモデルにおいては通常のGARCHモデルと異なり、 u t − i {\displaystyle u_{t-i}} ではなく、それを σ t − i {\displaystyle \sigma _{t-i}} で割った ε t − i {\displaystyle \varepsilon _{t-i}} がボラティリティに影響を与える。条件付き分散の対数に対してモデル化が行われているため、通常のGARCHモデルに比べると非負性や定常性のための制約が緩くなるという利点がある。
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