Dolby HX PRO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:58 UTC 版)
「ドルビーラボラトリーズ」の記事における「Dolby HX PRO」の解説
磁気テープに音声をアナログ録音する際は、「交流バイアス方式」が用いられる。これは音声信号に105kHz~210kHzの「バイアス電流」を重畳させて録音するもので、これにより周波数特性とS/N比が大幅に改善される。ところが音声信号に含まれる高域成分は自らバイアス電流として働き、周波数特性を微妙に変化させてしまう。Dolby HX PRO は、音声信号の高域成分の量に合わせてバイアス電流の量を常に変化させ、実効上のバイアス電流を一定に保つものである。Dolby HX PRO はノイズリダクションと異なり原理的に録音時にのみ働く機能である。したがってこの機能をONにして録音されたテープはどのプレーヤーでも再生でき、かつ Dolby HX PRO の効果は現れる。
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