DATV
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DATV | |
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アジア・エンターテインメント・チャンネル | |
基本情報 | |
運営(番組供給)事業者 | ストリームメディアコーポレーション |
放送(配信)開始 | 2009年10月1日 |
放送(配信)終了 | 2021年5月31日 |
ジャンル | 海外ドラマ・バラエティ・K-POP |
DATV(ディーエーティーヴィー)は、ストリームメディアコーポレーション(旧デジタルアドベンチャー)がかつて運営していた韓流・華流専門チャンネル。
概要
デジタルアドベンチャー(後のストリームメディアコーポレーション)が2009年に開局した韓流・華流専門のCSチャンネル。韓国・台湾・中国のドラマをはじめ、K-POPや中華圏のエンターテインメント作品を編成している。
“Discover Asia-enta! TeleVision”をテーマに、アジアのプレミアムコンテンツを発信するアジアエンターテインメントチャンネルとして展開していたが、2021年5月31日をもって閉局した。
沿革
- 2009年10月1日、デジタルコンテンツ配信を主要事業とするデジタルアドベンチャー(当時)が、スカパー!にテレビ局「DATV」(スカパー!750ch)を開局。CS放送事業を開始した。同日、品川・クリスタルヨットクラブにて、開局を記念したレッドカーペット・セレモニーが行われ、ペ・ヨンジュンほか多くの日韓芸能人が集結した。また同月17日より開局記念プログラムとして、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウが声優を務めるアニメ「冬のソナタ」を日本初放送[1][2]。
- 2012年10月、J:COM TVのオプションチャンネルとして、全エリアにて提供開始。
- 2016年5月、デジタルアドベンチャーがKNTV株式会社を吸収合併し、自社テレビ局が「KNTV」「DATV」の2局体制となる[3]。これにより同社は、放送事業を強化・拡充した。
- 2018年、デジタルアドベンチャーがSMエンタテインメント傘下となる[4]。これに伴い、2019年1月に運営会社の社名を「ストリームメディアコーポレーション」に変更[5]。同年4月には、同社が運営するチャンネル「KNTV」「DATV」「Kchan!韓流TV(2018年1月開局)」の共通マスコットキャラクター「ときめきリンちゃん」が制作された[6]。
- 2020年3月、オンラインショップ「DATVshopping」を終了[7]。
- 2021年5月31日、DATVの放送を終了。一部番組の放映をKNTVが引き継ぐ措置が採られた。
主な放送番組
括弧内の年数は、日本での放送年
韓国ドラマ・映画
- 冬のソナタ
- オレのことスキでしょ。
- ボスを守れ
- ドリームハイ
- 花ざかりの君たちへ
- Dr.JIN
- 蒼のピアニスト
- 天命
- 会いたい
- 感激時代〜闘神の誕生
- 星から来たあなた
- トライアングル(2014年)
- スパイ〜愛を守るもの〜(2015年)
- 恋するジェネレーション(2016年)
- 彼女はキレイだった(2016年)
- 僕は彼女に絶対服従~カッとナム・ジョンギ~(2016年)
- 犬どろぼう完全計画(2016年)
- フェニックス~約束の歌~(2016年)
- 江南ブルース(2016年)
- 尚衣院 -サンイウォン-(2016年)
- ウチに住むオトコ(2016年)
- ドクターズ〜恋する気持ち〜(2016年)
- 恋する泥棒~あなたのハート、盗みます~(2017年)
- じれったいロマンス(2017年)
- 純情(2017年)
- 花郎(2017年)
- モンスター~その愛と復讐~(2017年)
- トキメキ注意報(2018年)
- 思いどおりにする恋愛(2020年)
K-POP
華流ドラマ
- ハヤテのごとく!~美男<イケメン>執事がお守りします~(2011年)
- 私のキライな翻訳官(2017年)
- 逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~(2017年)
- メモリーズ・オブ・ラブ~花束をあなたに~(2018年)
- 如歌~百年の誓い~(2019年)
- 海上牧雲記(2019年)
- あったかいロマンス(2020年)
その他
イベント
論争
2012年10月より、DATVにて放送を予定していた韓国ドラマ『Dr.JIN[注 1]』について、同作品が制作過程において漫画家・村上もとか氏の著作物を無断で改変したものであるとして、村上氏は放映禁止の仮処分命令を申し立てた[注 2][10][11]。デジタルアドベンチャーは、当該ドラマの放送に問題はないと主張したが、同年10月5日、東京地方裁判所は村上氏の主張を認め、同社に対し、当該ドラマの放送および公衆送信の差止めを命じる仮処分決定を下した[12]。
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ “上戸彩、体調不良だったヨン様に「元気ハツラツぅ?」と声掛けたい?”. シネマトゥデイ (2009年10月1日). 2025年4月4日閲覧。
- ^ “ヨン様が叶姉妹やIKKOらと華麗に登場 DATV開局記念レッドカーペット”. wowKorea (2009年10月2日). 2025年4月4日閲覧。
- ^ “アジアチャンネル『DATV』 と 韓国エンターテイメント総合チャンネル『KNTV』 の運営会社が合併、株式会社デジタルアドベンチャーが 2チャンネル運営へ”. PR TIMES (2016年5月2日). 2025年3月1日閲覧。
- ^ “SMがキーイースト買収、ペ・ヨンジュンもSMの主要株主に…日本放送事業まで保有”. Kstyle (2018年3月14日). 2025年3月23日閲覧。
- ^ “商号の変更及び定款一部変更に関するお知らせ” (2018年9月13日). 2025年3月3日閲覧。
- ^ “KNTV・DATV・Kchan!韓流TV3チャンネル共通マスコットキャラクター「ときめきリンちゃん」が登場!”. PR TIMES (2019年4月3日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ “韓国エンタメグッズ専門オンラインショップ「K1stshop」オープンのお知らせ”. PR TIMES (2020年3月12日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ “BEE SHUFFLE、レスリー・キー撮影1stシングルジャケ公開”. 音楽ナタリー (2013年11月21日). 2025年3月10日閲覧。
- ^ “【公演レポ】KNTV 20th & DATV 7th Anniversary Live 2016 オフィシャルレポート”. wowKorea (2016年10月4日). 2025年4月4日閲覧。
- ^ “パクリ「Dr.JIN」韓流放映 村上もとか氏が訴訟/デジタルアドベンチャー”. JC-NET (2012年10月3日). 2025年3月29日閲覧。
- ^ “仮処分申立に関するお知らせ” (2012年10月2日). 2025年3月29日閲覧。
- ^ “仮処分決定に関するお知らせ” (2012年10月5日). 2025年3月29日閲覧。
外部リンク
- KNDA.TV - KNTV・DATV総合サイト(アーカイブ)
- DATV (@DATVjp) - X(旧Twitter)
- DATV - YouTubeチャンネル
- DATVshopping
- DATVショッピング☆ (@DATVshopping) - X(旧Twitter)
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