D0(E)の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/21 09:15 UTC 版)
グリーン関数から状態密度を求める式は(エネルギーは全てEとする)、 D ( E ) = − 1 π I m G ( E ) = − 1 π I m { G ~ ( E ) + G ~ ( E ) T ( E ) G ~ ( E ) } {\displaystyle D(E)=-{\frac {1}{\pi }}\mathrm {Im} \,G(E)=-{\frac {1}{\pi }}\mathrm {Im} \,\{{\tilde {G}}(E)+{\tilde {G}}(E)T(E){\tilde {G}}(E)\}} であり(スピン縮重度などの係数は省略)、ここで G ~ ( E ) → G 0 ( E ) {\displaystyle {\tilde {G}}(E)\to G_{0}(E)} とすると、 D ( E ) = − 1 π I m G ( E ) = − 1 π I m { G 0 ( E ) + G 0 ( E ) T ( E ) G 0 ( E ) } = D 0 ( E ) − 1 π I m G 0 ( E ) T ( E ) G 0 ( E ) {\displaystyle {\begin{aligned}D(E)=-{\frac {1}{\pi }}\mathrm {Im} \,G(E)&=-{1 \over {\pi }}\mathrm {Im} \,\{G_{0}(E)+G_{0}(E)\,T(E)\,G_{0}(E)\}\\&=D_{0}(E)-{\frac {1}{\pi }}\mathrm {Im} \,G_{0}(E)\,T(E)\,G_{0}(E)\end{aligned}}} となりD0(E)を移項すると、D(E) - D0(E)が出てくる。
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