チャイテン山とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > チャイテン山の意味・解説 

チャイテン山

(Chaitén (volcano) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 14:21 UTC 版)

チャイテン山
チャイテン火山の溶岩ドーム、2009年1月
標高 1,122 m
所在地  チリ
位置 南緯42度49分58秒 西経72度38分45秒 / 南緯42.83278度 西経72.64583度 / -42.83278; -72.64583座標: 南緯42度49分58秒 西経72度38分45秒 / 南緯42.83278度 西経72.64583度 / -42.83278; -72.64583
種類 カルデラ
最新噴火 2011年
チャイテン山 (チリ)
プロジェクト 山
テンプレートを表示

チャイテン山西:Chaitén)とは、南アメリカ大陸の西部に存在する火山の1つである。

概要

チャイテン山は、チリ中部にある火山で、山頂の標高は1122m。チリの首都サンティアゴから南に約1300km離れた、アンデス山脈内に位置する流紋岩質でできた火山である。
2008年の噴火は約300年(一部の記事では9000年)ぶりの噴火とされ、このときの火山爆発指数は5だった。大量の火山灰を噴き上げ[1]火砕流を発生させたりした。総噴出量は約40億m3に及ぶ。[2]
この噴火による人的被害はなかったが、火山灰による泥流を起こし、付近の建物に被害が出た。

2008年の噴火

  • 5月2日、大噴火。大量の火山灰を含んだ噴煙は上空約30kmの成層圏まで噴き上がり、溶岩を流出。火砕流発生の恐れがあるとして近隣住民1500人避難。[3]翌3日には、地元のラジオ局によると、92歳の女性が心肺機能の問題を起こし死亡。[4]
  • 5月6日、避難範囲を拡大し、さらに1800人が避難。
  • 5月10日、チリの大統領(当時)であるミチェル・バチェレが被災地を観察。
  • 7月- 火山活動が再び活発化する。

脚注

  1. ^ 野村哲也『パタゴニアを行く 世界でもっとも美しい大地』中央公論新社、2011年、37頁。ISBN 978-4-12-102092-5 
  2. ^ http://www.bousai.go.jp/kazan/kentokai3/20120803/20120803siryo2.pdf#search='チリ%20チャイテン火山'
  3. ^ “チリで火山が噴火、1500人が避難”. AFPBB News. (2008年5月3日). https://www.afpbb.com/articles/-/2386379?pid=2892174 2012年7月31日閲覧。 
  4. ^ “火山灰で町がゴーストタウン化、チリ南部”. AFPBB News. (2008年5月5日). https://www.afpbb.com/articles/-/2387169?pid=2895035 2012年7月31日閲覧。 

関連項目

  • ウィキメディア・コモンズには、チャイテン山に関するカテゴリがあります。

外部リンク

  • Chaiten - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャイテン山」の関連用語

チャイテン山のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャイテン山のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャイテン山 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS