CIE76 (delta E76)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 23:17 UTC 版)
「色差」の記事における「CIE76 (delta E76)」の解説
CIE 1976色差計算式は、初めて定義された色差式であり、CIELAB座標におけるユークリッド距離として計算される。CIELAB色空間は設計当初の意図よりも、特に彩度の大きい領域で知覚的に非均一であることが明らかになってきたため、この計算式はCIE 1994 および 2000の計算式に置き換えられている。 すなわち、彩度が大きい領域では、色差が大きすぎるように計算されてしまう。 L*a*b*色空間において、2つの色 ( L 1 ∗ , a 1 ∗ , b 1 ∗ ) {\displaystyle ({L_{1}^{*}},{a_{1}^{*}},{b_{1}^{*}})} および ( L 2 ∗ , a 2 ∗ , b 2 ∗ ) {\displaystyle ({L_{2}^{*}},{a_{2}^{*}},{b_{2}^{*}})} を用いて: Δ E a b ∗ = ( L 2 ∗ − L 1 ∗ ) 2 + ( a 2 ∗ − a 1 ∗ ) 2 + ( b 2 ∗ − b 1 ∗ ) 2 {\displaystyle \Delta E_{ab}^{*}={\sqrt {(L_{2}^{*}-L_{1}^{*})^{2}+(a_{2}^{*}-a_{1}^{*})^{2}+(b_{2}^{*}-b_{1}^{*})^{2}}}} Δ E a b ∗ ≈ 2.3 {\displaystyle \Delta E_{ab}^{*}\approx 2.3} が丁度可知差異に相当する。
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