シニグリン
分子式: | C10H16KNO9S2 |
その他の名称: | シニグリン、シニグロシド、ミロン酸カリウム、Sinigrin、Sinigroside、Potassium myronate、1-Thio-β-D-glucopyranose 1-[N-(potassiosulfooxy)-3-buteneimidate]、1-Thio-β-D-glucopyranose 1-[N-(potassiooxysulfonyloxy)-3-buteneimidate] |
体系名: | 1-チオ-β-D-グルコピラノース1-[N-(ポタシオスルホオキシ)-3-ブテンイミダート]、1-チオ-β-D-グルコピラノース1-[N-(ポタシオオキシスルホニルオキシ)-3-ブテンイミダート] |
シニグリン
(C10H16KNO9S2 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 06:30 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シニグリン | |
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potassium [(E)-1-[(2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-2-yl]sulfanylbut-3-enylideneamino] sulfate |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 3952-98-5 |
PubChem | 23682211 |
KEGG | C08427 |
MeSH | Sinigrin |
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特性 | |
化学式 | C10H16KNO9S2 |
モル質量 | 397.46 g/mol |
精密質量 | 396.990354 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
シニグリン (sinigrin) は、アブラナ科の植物、特にメキャベツ、ブロッコリー、ホースラディッシュ、クロガラシ等に多く含まれる配糖体である[1]。グルコシノレート(カラシ油配糖体)の代表的なものの一つ。
概要
- 天然にはカリウム塩の形で存在する。
- シロガラシの辛味成分であるシナルビンと類似の構造を持つ。
- すりおろすなどして酸素[要出典]と触れると、ミロシナーゼの作用でグルコースと硫酸水素カリウムが遊離し、アリルイソチオシアネートを生じる。これはワサビやカラシの辛味成分である。
- モンシロチョウの幼虫は、シニグリンに誘引されてアブラナ科の植物の葉を食べることが知られている。
- 人体に対しては、消化促進作用や利尿作用がある。
- またガン細胞へのアポトーシス誘導作用が発見され、期待されている。
脚注
- ^ “「野菜350g」は本当にカラダにいいの…?食生活のウソホント”. FRIDAYデジタル (2020年7月16日). 2020年11月27日閲覧。
関連項目
- C10H16KNO9S2のページへのリンク