C. helveticus (Sing.) Moser
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/09 10:01 UTC 版)
「クギタケ属」の記事における「C. helveticus (Sing.) Moser」の解説
前種C. filiformis によく似ているが、かさに粘性を欠き、かさの表皮層を構成する菌糸がより幅広い点で異なる。ヨーロッパに広く分布し、オーストラリアにも帰化している。なお、日本でも、石川県と岐阜県とにまたがる白山山系のハイマツ (Pinus pumila (Pall.) Ragel)の林内で本種ではないかと考えられる菌が見出され、仮にタカネクギタケの名が与えられているが、正式な報告はまだなされていない。ちなみに、ヘルベティコン(別名ボビキノン3)は、本種から初めて見出された橙色のベンゾキノン系色素の一種で、子実体の生重量当りの含有率は 0.5パーセントにおよぶことがある。
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