塩化ベリリウム
塩化ベリリウム
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 05:04 UTC 版)
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物質名 | |
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Beryllium chloride |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.029.197 |
PubChem CID
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RTECS number |
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | BeCl2 |
モル質量 | 79.9182 g/mol |
外観 | 白色または黄色の結晶 |
密度 | 1.899 g/cm3, solid |
融点 | 399 °C, 672 K, 750 °F |
沸点 | 482 °C, 755 K, 900 °F |
水への溶解度 | 15.1 g/100 mL (20 °C) |
溶解度 | アルコール、エーテル、ベンゼン、ピリジンに溶ける クロロホルム、二酸化硫黄にわずかに溶ける |
構造 | |
六角形 | |
ポリマー | |
熱化学 | |
標準定圧モル比熱, Cp |
7.808 J/K or 71.1 J/mol K |
標準モルエントロピー S |
63 J/mol K |
標準生成熱 ΔfH |
−6.136 kJ/g or −494 kJ/mol |
ギブズの 自由エネルギー (ΔfG⦵) |
−468 kJ/mol |
標準燃焼熱 ΔcH |
16 kJ/mol |
危険性 | |
脱出限界濃度 | Ca [4 mg/m3 (as Be)][1] |
NIOSH(米国の健康曝露限度): | |
勧告曝露限界 | Ca C 0.0005 mg/m3 (as Be)[1] |
半数致死量 LD50 | 86 mg/kg (ラット, 経口) |
関連する物質 | |
その他の 陰イオン |
フッ化ベリリウム 臭化ベリリウム ヨウ化ベリリウム |
その他の 陽イオン |
塩化マグネシウム 塩化カルシウム 塩化ストロンチウム 塩化バリウム |
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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塩化ベリリウム(えんかベリリウム、beryllium chloride)は、化学式 BeCl2 で表されるベリリウムの塩化物である。
甘味を有する物質として知られているが、猛毒である。この性質のため、ベリリウムは当初グルシニウム(glucinium, ギリシア語で甘さを意味する glykys から)と呼ばれた。
製法
酸化ベリリウムあるいは水酸化ベリリウムを塩酸に溶解し濃縮すると四水和物が析出する[2]。89℃以上では二水和物が析出する[3]。
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