Alioth (Debian)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Alioth (Debian)の意味・解説 

Alioth (Debian)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 18:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

AliothDebianプロジェクト内で稼働していたFusionForge英語版システムである。その目的は、(とりわけDebianで使用される)フリーソフトウェアの開発・ドキュメントの作成である。

Aliothでホストされているプロジェクトのソフトウェアには、debパッケージが存在するものがほとんどである。しかしながら、いくつかはDebianプロジェクト内には含まれないプロジェクトもホストされている。例えば、フリーなスキャナドライバを作成するプロジェクト、SANE英語版プロジェクト[1]などがある。

略歴

Aliothは、2003年3月にDebianプロジェクトへの導入が発表された[2]。オリジナルのAliothが使用していたホスティング用ソフトウェアはSourceForgeのコードをベースにしていたが、SourceForgeの商用化により、二度手間をかけることを避ける目的で、そのフリーソフトウェアバージョンである、GForge英語版を利用することとなった[3]2009年よりAliothはGForgeの後継である、FusionForge英語版呼ばれるソフトウェアで稼働している。

Aliothの管理者は、当初、Raphaël HertzogとRoland Masだった。現在は、Christian Bayle、Roland Mas、Stephen Gran、Tollef Fog Heenとなっている[4]

2017年12月にGitLabベースのSalsaがベータ公開され[5]、Aliothのサービスは終了することがアナウンスされた。2018年2月にはSalsaが一般公開[6]され、正式にAliothはサービスを終了した。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Alioth: SANE - Scanner Access Now Easy: Project Info”. Alioth. alioth.debian.org. 2007年9月3日閲覧。
  2. ^ Raphael Hertzog (2003年3月29日). “Introducing Alioth: SourceForge for Debian” (英語). debian-devel-announce mailing list.. http://lists.debian.org/debian-devel-announce/2003/03/msg00024.html 2011年8月8日閲覧。 
  3. ^ Wichert Akkerman (2003年4月12日). “Update on alioth” (英語). debian-devel-announce mailing list.. http://lists.debian.org/debian-devel-announce/2003/04/msg00006.html 2011年8月8日閲覧。 
  4. ^ Alioth: Site Admin: Project Info”. Alioth. alioth.debian.org. 2011年2月4日閲覧。
  5. ^ salsa.debian.org (git.debian.org replacement) going into beta” (英語) (2017年12月25日). 2018年5月10日閲覧。
  6. ^ salsa.debian.org updates (leaving beta)” (英語) (2017年12月25日). 2018年5月10日閲覧。

外部リンク





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Alioth (Debian)」の関連用語

Alioth (Debian)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Alioth (Debian)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAlioth (Debian) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS