AMD模型とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 産業 > 製造業 > 模型 > AMD模型の意味・解説 

AMD模型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 04:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

AMD模型(AMDもけい)とは原子核の性質を記述するモデルのひとつである。AMDとは、“反対称化分子動力学”(Antisymmetrized Molecular Dynamics) の略である。

概要

一つの核子をガウス波束で表現し、AMD波動関数をこのスレーター行列式として定義する。この波動関数を直接変分原理にかけてエネルギーを極小化させるのではなく、先にパリティ射影を行うことが特徴である。これによって、平均場近似では得られないクラスター構造を表現し易くなる。有効相互作用と核子の自由度からクラスター構造を表現できることから、このAMD模型は「微視的クラスター模型」と考えることができる。現在では、変分前に角運動量射影を行うことによって基底状態のみならず、励起状態の記述にも成功を収めている。また、生成座標法(GCM)の基底としてもこの模型が用いられており、「微視的核構造理論」の一端を担っている。

関連項目





AMD模型と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「AMD模型」の関連用語

AMD模型のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



AMD模型のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAMD模型 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS