ACD+AYC制御システム
三菱がランサー・エボリューションⅦ(2001年1月発売)に採用した新技術。操舵応答性と駆動性能を向上させるデバイスで、従来からあるAYCと、新開発のACDをひとつのコンピューターで総合制御するフルタイム4WDシステムである。AYCが後輪左右の駆動力差をコントロールし、ACDが前後輪の差動制限力を制御することで、加速性能や旋回性能の向上につながる。実際の作動は、コーナリングや減速時には差動制限を強めて安定性を上げ、旋回中は逆に回頭性を上げるために差動制限を弱める。またコーナー脱出時にはトラクションを高めるために、差動制限力を強めて駆動性能を向上させる。
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