4バンク型"ダブルV"エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 04:40 UTC 版)
「W型エンジン」の記事における「4バンク型"ダブルV"エンジン」の解説
フォルクスワーゲングループが開発したエンジンで2001年にW12型が初めて発表された。現在は特許を持つVWのみで採用されている。同社の持つVR6型狭角V型エンジンをふたつ組み合わせた「ダブルV」(VV)構成となっている。 日本ではこのようなダブルV構成も旧来の3バンク形式のものも一律にW型エンジンとして扱われる事が多いが、英語圏では区別するためにWR型やVV(ダブルブイ、ブイブイ)と呼ぶ事がある。また、4バンク形式の祖国であるドイツではダブルV型4バンク式のエンジンのみをW型エンジンと呼び、旧来の3バンク形式のものはY型エンジンと呼んで明確に区分している。 このようなW型エンジンの場合、排気系および吸気系の取り回しはV型エンジンと同様になり、3バンクのW型エンジンのような問題は生じず、クランクシャフトの全長の短縮によるエンジン長の短縮のメリットが享受できる。
※この「4バンク型"ダブルV"エンジン」の解説は、「W型エンジン」の解説の一部です。
「4バンク型"ダブルV"エンジン」を含む「W型エンジン」の記事については、「W型エンジン」の概要を参照ください。
- 4バンク型"ダブルV"エンジンのページへのリンク