1900年基本法下のハワイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 04:19 UTC 版)
「ハワイ併合」の記事における「1900年基本法下のハワイ」の解説
基本法下のハワイは、基本的に他の48州と同様合衆国憲法とそれにもとづいた諸制度によっていたが、いくつかの点で重要な格差が設けられた。 ハワイの住民はアメリカ合衆国大統領選挙・副大統領選挙の際に投票権がなかった。また、連邦議会に対しては、ハワイの利益を代弁するために自らの代表を選んで送り込むことはできたが、投票権は与えられなかった。さらに、ハワイの住民はハワイ準州の立法機関たる議会を作り、上院議員15人、下院議員30人を選出して法律の制定にあたることができたが、知事や行政各部局の長、重要な法廷の裁判官はすべて合衆国大統領の任命制であり、ハワイ議会の作った法律は合衆国議会によって修正ないし廃案にされうるものであった。
※この「1900年基本法下のハワイ」の解説は、「ハワイ併合」の解説の一部です。
「1900年基本法下のハワイ」を含む「ハワイ併合」の記事については、「ハワイ併合」の概要を参照ください。
- 1900年基本法下のハワイのページへのリンク