11 スターライト・ホテル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:18 UTC 版)
「宇宙島へ行く少年」の記事における「11 スターライト・ホテル」の解説
重力のある環境では、ロイはよく寝られなかった。また、上下の区別なく暮らしてきたので「床」があることにも慣れなければなかった。居住ステーションは3つの円筒が入れ子構造になって回転していて、それぞれの円筒の重力が違っている。内側の円筒は地球重力の3分の1、真ん中の円筒は地球重力の3分の2であり、大部分の旅客はここにいた。その多くが火星から帰郷する人々だ。ロイはここで、火星から来た3人組の男女と友達になった。3人組は、地球では海で船に乗りたいが、怪物が出てきて飲み込まれるのが怖いと言う。陸地では、人食いトラやライオンに出会ったら怖いとも言う。ロイが、そんなことは起こらないと否定すると、3人組はニヤリとした。ロイをかついでいたのだ。一番外側の円筒は「全地球重力フロア」で、地球に降下する前の24時間は、ここに隔離されて重力に慣れなければならない。やがてスピーカーが、出発時間がきたので中央ホールへ集合するよう呼びかけ始めた。
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