<もの>と物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 15:10 UTC 版)
<もの>はインタンジブルなものであり、それがタンジブルな「物」へ物質化される。日本文化は<もの>をキャッチしうる心的作用を有している。「悲しい」「寂しい」と「もの悲しい」「ものさびしい」を日本人は区別しうる。接頭語ではない、対象と人との間を表出している。本居宣長は「もののあはれ」を見た。日本の古典文学や前近代の絵画は<もの>を表現している。「もの」が哲学思考されている。日本の「物作り」にはこの見えない魂である<もの>を込めているため、商品経済であれ「もの資本」を作り込んでいたから日本製品は世界から愛され信頼されていた。「もの」は心的資本である。
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