龍雲寺 (札幌市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 龍雲寺 (札幌市)の意味・解説 

龍雲寺 (札幌市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 02:26 UTC 版)

龍雲寺
所在地 北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21
位置 北緯43度8分59.6秒 東経141度22分19.7秒 / 北緯43.149889度 東経141.372139度 / 43.149889; 141.372139
山号 篠路山
院号 豐國院
宗旨 浄土宗
創建年 1886年(明治19年)
正式名 篠路山豐國院龍雲寺
法人番号 1430005000430
テンプレートを表示

龍雲寺(りゅううんじ)は北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21にある浄土宗の寺院。

歴史

篠路の開拓に活躍した荒井金助の長男・好太郎の妻ナツは、1872年(明治5年)に開拓使から200円を借りて家を建て、荒井家の菩提を弔うための寺とした[1]。その後、1886年(明治19年)にナツが自宅を寄付することで、寺号を公称されることになった[2]

1984年(昭和59年)、北海道庁からの依頼により本堂が寄贈され、1986年(昭和61年)4月に北海道開拓の村へと移築復元された。なお、寺の新本堂は1984年10月に完成している[2]

文化財

境内には北区歴史と文化の八十八選のうち、「4.農村文化発祥の道〈太平・篠路コース〉」に属する3つの文化財がある[3]

76.龍雲寺の馬頭観世音
開拓に従事した農耕馬を称えて建てられた。
77.荒井金助と早山清太郎ゆかりの地
篠路開拓で中心的な役割を果たした荒井金助・早山清太郎両名の墓。さっぽろ・ふるさと文化百選No.056としても選定されている。
当初の荒井金助の墓は木製の祠で、ナツの実家・佐藤家の横にあった[1]1902年(明治35年)に石製の墓碑へと更新され、1960年(昭和40年)の佐藤家の転出に際して龍雲寺へと移された[4]
78.龍雲寺のイチョウ
明治初期の入植者である鋤柄松太郎が、新天地開拓の記念に植えた[5]。樹齢100年を越える[5]
札幌市北区で唯一、北海道自然環境等保全条例の記念保護樹木に指定されている[5]

ギャラリー

脚注

参考文献

  • 『札幌の寺社』北海道新聞社〈さっぽろ文庫39〉、1986年12月20日。ISBN 4-89363-038-5 
  • 片岡秀郎『札幌歴史散歩』ヒルハーフ総合研究所、2012年7月14日。 ISBN 978-4-9906400-0-2 
  • 佐々木信恵 (2022年10月28日). “さっぽろ今昔物語:篠路 藍、歌舞伎の伝統 今も”. 北海道新聞: さっぽろ10区 第575号 1面 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「龍雲寺 (札幌市)」の関連用語

龍雲寺 (札幌市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



龍雲寺 (札幌市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの龍雲寺 (札幌市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS