黄炳耀とは? わかりやすく解説

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黄炳耀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 04:34 UTC 版)

黄 炳耀ウォン・ピンユーバリー・ウォンまたはバリー・ウォン・ピンユー英語: Barry Wong / Barry Wong Ping Yiu1946年11月24日 - 1991年10月15日)は、1980年代から1990年代にかけて活躍した香港脚本家演出家俳優である。初期のジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポーの作品において脚本家として非常に重要な役割を果たした。


注釈

  1. ^ allcinemaは同じ「バリー・ウォン」について、王晶と黄炳耀で個別に分類されているものの、ごく一部に誤りが見られる。
  2. ^ ウォン・ジンとウォン・ピンユーは複数回、共同で仕事をしていることが中国語資料により確認されている。
    日本でもヒットしたサモ・ハン・キンポージャッキー・チェンらが主演の香港映画『七福星』(1985年、日本公開は1987年)ではウォン・ピンユーが脚本を担当し、ウォン・ジンはカメオ出演している。また、『富貴兵團』(1990年、日本では2001年にDVDスルー)では、ウォン・ジンとウォン・ピンユーが共同で脚本を執筆している。さらに、チャウ・シンチー主演の香港映画『ファイト・バック・トゥ・スクール』(1991年、日本では2003年にVHS&DVDスルー)ではウォン・ジンが製作を、ウォン・ピンユーが脚本を担当している。
    これらのことから、何らかの手違いで日本の映画関係者がウォン・ジンとウォン・ピンユーを混同した可能性が否定できない。両者の名字を漢字で書くと「王」「黄」となり、中国語話者と日本語話者であれば文字で明確に区別できるが、広東語発音のラテン文字転記はいずれも「wong」、声調は広東語六声の第四声となり、同一になってしまうためである(ちなみに、普通話(北京語)の発音だと「王」が「wáng」、「黄」が「huáng」なのでラテン文字転記でも明確に区別できる)。なお、ウォン・ピンユーは1991年に早逝している。
    日本語圏におけるウォン・ジンとウォン・ピンユーの混同について、各種資料で確認できる範囲では、ウォン・ジンが監督を務めた1986年の映画『マジッククリスタル』(アンディ・ラウ主演)の日本語版VHSソフト(発売元:東北新社)では「監督●ウォン・チン」、1987年の映画『男たちのバッカ野郎』(チョウ・ユンファ主演)の日本語版VHSソフト(発売元:シネ・ワールド)では「■監督 ウォン・チイン」と、比較的広東語の原音に忠実なクレジットが記載されており、この時点までは両名が別人として認識されていたと見られる。
    ところが、ウォン・ジンが製作した『ツイ・ハークのゴーストホーム/13日の金曜日の妻たちへ』の日本語版VHSソフト(1987年、日本ではビデオスルー。国内販売元:大映 映像事業部)のパッケージにおいて「製作総指揮…王晶(バリー・ウオン)」という誤ったクレジット表記が出現している。この作品の日本語版VHSソフトの発売時期は明確ではないが、当時のアフレコの台本に「平成元年6月」と記載されていることから、1989年頃と推定される。 この誤った表記は1990年日本公開の映画『ゴッド・ギャンブラー』のクレジット表記(国内配給元:松竹富士、日本語版VHSソフト国内販売元:エスピーオー)にも引き継がれ、「バリー・ウォン監督作品」とクレジットされてしまった。
    その後、1993年日本公開の映画『シティーハンター』(国内配給元:東宝東和、日本語版VHSソフト国内発売元:サントリー、販売元:ポニーキャニオン)が「監督・脚本:バリー・ウォン『ゴッド・ギャンブラー』」というクレジット表記を採用してしまった。この作品が日本語圏で著名になったことから、それ以降の日本語圏におけるウォン・ジンのクレジット表記が「バリー・ウォン」になってしまっている場合が多い。
    2022年4月現在、allcinemaは「バリー・ウォン」でウォン・ジンとウォン・ピンユーを個別に検索できるが、一部データに誤りが見られる。さらに、KINENOTEは「バリー・ウォン」と「ウォン・ジン」が並立している。
    ウォン・ジン本人が「バリー・ウォン」という別名の存在を否定した2010年以降は、日本語圏でも「ウォン・ジン」とクレジット表記されるようになってきている。
  3. ^ この作品にはウォン・ジンがカメオ出演しており、日本語圏の資料やデータベースに混乱が見られるので注意を要する。
  4. ^ この作品はウォン・ジンがウォン・ピンユーと共同で脚本の執筆を担当しており、日本語圏の資料やデータベースに混乱が見られるので注意を要する。
  5. ^ この作品はウォン・ジンが製作を担当しており、日本語圏の資料やデータベースに混乱が見られるので注意を要する。

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