鷺山古墳 (鳥取市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鷺山古墳 (鳥取市)の意味・解説 

鷺山古墳 (鳥取市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/08 20:15 UTC 版)

鷺山古墳

石室開口部
所在地 鳥取県鳥取市国府町町屋(字鷺山)
位置 北緯35度28分44.85秒 東経134度16分46.72秒 / 北緯35.4791250度 東経134.2796444度 / 35.4791250; 134.2796444座標: 北緯35度28分44.85秒 東経134度16分46.72秒 / 北緯35.4791250度 東経134.2796444度 / 35.4791250; 134.2796444
形状 円墳
規模 直径10m
高さ2m
埋葬施設 横穴式石室(中高式)
築造時期 6世紀
史跡 鳥取県指定史跡「鷺山古墳」
特記事項 装飾古墳
地図
鷺山古墳
テンプレートを表示

鷺山古墳(さぎやまこふん)は、鳥取県鳥取市国府町町屋にある古墳。形状は円墳。鳥取県指定史跡に指定されている。

概要

石室俯瞰図
石室展開図

鳥取県東部、稲葉山から南に延びる尾根上で甑山の北側に築造された古墳である。1966年昭和41年)に発見されている[1][2]

墳形は円形で、直径約10メートル・高さ約2メートルを測る[2]。埋葬施設は横穴式石室で、南方向に開口する。玄室天井の中央部を高く構築する中高式の石室であるが、玄室天井石と羨道部は欠失する[2]。壁面には魚・船・鳥形文や幾何学文様など多数の線刻画が認められており、特に奥壁中央に描かれた魚形文は体長1.2メートルを測る巨大な魚(サケまたはマスか)で、目・口・背びれ・尾びれなどを写実的に描く点で特色を示す[2][3]。魚形文は梶山古墳・空山古墳群でも知られるが、全国的には珍しい地方色の強い文様として注目される[4]。築造時期は古墳時代後期の6世紀末頃と推定される[2]

古墳域は1981年(昭和56年)に鳥取県指定史跡に指定されている[3]

文化財

鳥取県指定文化財

  • 史跡
    • 鷺山古墳 - 1981年(昭和56年)11月27日指定[3]

脚注

  1. ^ 町屋村(平凡社) 1992.
  2. ^ a b c d e 鷺山古墳(続古墳) 2002.
  3. ^ a b c 鷺山古墳(鳥取県ホームページ「とっとり文化財ナビ」)。
  4. ^ 「空山古墳群」『鳥取県の地名』日本歴史地名大系32、平凡社、1992年。

参考文献

外部リンク

  • 鷺山古墳 - 鳥取県ホームページ「とっとり文化財ナビ」



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鷺山古墳 (鳥取市)」の関連用語

鷺山古墳 (鳥取市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鷺山古墳 (鳥取市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鷺山古墳 (鳥取市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS