鳥たちへの断章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 17:55 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動鳥たちへの断章 (とりたちへのだんしょう、英: Birds Fragments)は、日本の作曲家、細川俊夫が1990年から1991年にかけて作曲した、様々な編成のための作品群である。
作品構成
鳥たちへの断章 I
鳥たちへの断章 I は、ギャラリーTOMからの委嘱によって、1990年に作曲された、メゾソプラノ、アルトフルートとハープのための作品である[1]。テキストは西行の詩から取っている[1]。演奏時間は約7分。
作品は1990年5月16日に、イタリアのミラノで、マニュエラ・ガリツィア、ピエール=イヴ・アルトー、ガブリエラ・ボシオによって初演された[1]。
鳥たちへの断章 II
鳥たちへの断章 II は、1990年に作曲された、笙 (または笙と打楽器)のための作品である[2]。演奏時間は約10分。
作品は1990年10月2日に、ドイツのフランクフルトで、宮田まゆみと高田みどりによって初演された[2]。
鳥たちへの断章 III
鳥たちへの断章 III は、1990年に作曲された、笙とフルート (バス・フルート、ピッコロ持ち替え)のための作品である[2]。演奏時間は約7分半。作品は60歳の誕生日を祝って武満徹に献呈された[3]。
作品は1990年9月1日に、東京で宮田まゆみとピエール=イヴ・アルトーの演奏によって初演された[2]。
鳥たちへの断章 IV
鳥たちへの断章 IV は、クアデルニ・ペルジーニ・ディ・ムジカ・コンテンポラネアからの委嘱で1991年に作曲された、チェロ、打楽器、笙のための作品である[2]。演奏時間は約9分。
作品は1991年7月10日に、イタリアのペルージャにて、クアデルニ・ペルジーニ・ディ・ムジカ・コンテンポラネアの一環として、ウルリケ・ブランドとビョルン・ウィルカー、宮田まゆみによって初演された[2]。
脚注
- ^ a b c “ショット・ミュージック株式会社|細川俊夫 作品情報〈独唱とアンサンブル/器楽のための作品〉”. www.schottjapan.com. 2021年8月7日閲覧。
- ^ a b c d e f “ショット・ミュージック株式会社|細川俊夫 作品情報〈邦楽器のための作品〉”. www.schottjapan.com. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “鳥たちへの断章 III/細川俊夫/SJ 1146” (日本語). ショット・ミュージック オンラインショップ. 2021年8月7日閲覧。
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