高橋進 (政治学者・ドイツ政治)
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高橋 進(たかはし すすむ、1949年1月4日 - 2010年3月2日)は、日本の政治学者。専門は、国際政治史(ヨーロッパ外交史)、ドイツ現代史・現代政治。元東京大学大学院法学政治学研究科教授。篠原一門下。
来歴・人物
宮城県生まれ。都立日比谷高校卒業。1972年東京大学法学部卒業後、同年同大学助手、1975年に助教授、1986年に教授[1]。1984年から1986年までドイツのボンに外務省専門調査員として滞在(在独中に教授昇進)[1]。シェフィールド大学日本研究所との国際交流に尽力。
東京大学教授在職中の2010年3月に東京都内の自宅で心不全で死亡。伝通院でお別れの会が開かれた。
親族
父は高橋清(元川崎市長)。弟は高橋亘(元日本銀行金融研究所長・大阪経済大学教授)。
著作
単著
- 『ドイツ賠償問題の史的展開――国際紛争および連繋政治の視角から』(岩波書店,1983年)
- 『解体する現代権力政治』(朝日新聞社,1994年)
- 『歴史としてのドイツ統一――指導者たちはどう動いたか』(岩波書店,1999年)
- 『ヨーロッパ新潮流――21世紀をめざす中道左派政権』(神奈川大学評論ブックレット,御茶の水書房,2000年)
- 『国際政治史の理論』(岩波現代文庫,2008年)
共著
- (鈴木佑司・新藤宗幸・磯村早苗)『民際外交の挑戦――地域から地球社会へ』(日本評論社, 1990年)
- (猪木武徳)『世界の歴史(29)冷戦と経済繁栄』(中央公論新社,1999年/中公文庫,2010年5月)
共編著
- (犬童一男・馬場康雄・山口定)『戦後デモクラシーの成立』(岩波書店, 1988年)
- (犬童一男・馬場康雄・山口定)『戦後デモクラシーの安定』(岩波書店, 1989年)
- (犬童一男・馬場康雄・山口定)『戦後デモクラシーの変容』(岩波書店, 1991年)
- (安井宏樹)『政治空間の変容と政策革新(4)政権交代と民主主義』(東京大学出版会, 2008年)
翻訳
- K・D・ブラッハー『ドイツの独裁――ナチズムの生成・構造・帰結』1・2巻(山口定と共訳,岩波書店,1975年/岩波モダンクラシックス,2009年)
門下生
出典
- ^ a b Konno, Hajime、今野, 元、コンノ, ハジメ「東京大学法学部のドイツ政治史研究--批判的回顧と建設的提言(二)」『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』第18号、2017年3月24日、336–314頁、doi:10.15088/00003141、ISSN 1345-4579。
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