騰蛇
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騰蛇(とうだ、とうじゃ、ちんじゃ。拼音: )または騰虵は、中国の伝説上の蛇または龍の一種。霧のなかを推進でき、足はなくとも飛行能力があるとされる。
- ^ a b 合山究 『雲烟の国: 風土から見た中国文化論』東方書店、1993年、46頁。ISBN 9784497933881 。
- ^ 鈴木訳 (1930), p. 438.
- ^ 鈴木訳 (1930), p. 441.
- ^ 「釋魚第十六 螣,螣蛇。」『爾雅註疏 卷九』- ウィキソース。
- ^ 『爾雅註疏』の「釈魚」の項[4]。
- ^ a b 周士琦 (1996): 摘要
- ^ 「巻第一 勸學篇」『荀子』- ウィキソース。
- ^ 荀子、引用元:『本草綱目』「鱗部第四十三卷 諸蛇」.鈴木訳 (1930), p. 438
- ^ 韓非子「難勢」『韓非子』- ウィキソース。
- ^ 吉田浤一「韓非の勢 : 難勢編を手掛かりとして」『静岡大学教育学部研究報告. 人文・社会・自然科学』第62巻、駒澤大学東洋学会、2012年、28頁、doi:10.14945/00006505、hdl:10297/6505。
- ^ a b 『慎子』「威徳篇」(銭熙祚校)にも似た文章が見える:"故に騰蛇霧に遊び、飛龍雲に乗るも、雲罷み、霧霽れれば、蚯蚓と同じ、則ち其の乗る所を失なえば也[10]"。
- ^ a b c 伊藤正文、一海知義 『中国古典文学大系 第16巻 漢・魏・六朝詩集』平凡社、1972年、99–101頁。ISBN 978-4582312164 。
- ^ 池田精一「勸學篇」 『荀子』哲学館、1880年、18–19頁 。
- ^ 諸橋轍次「荀子非十二子篇を読む」『東洋學研究』第1巻第29号、駒澤大学東洋学会、1931年、39, 42 n(9)。
- ^ 周士琦 (1996), p. 57.
- ^ 『爾雅』の「釈魚」の項、「螣(螣蛇)」。郭注:"竜の類なり。能く雲霧を興して、其の中に遊ぶ"[12][15]。
- ^ a b 李時珍 (1782) 『本草綱目 (四庫全書本)』、鈴木訳 (1930), pp. 438, 441、Unschuld訳 (2021), pp. 628–629, 631–632
- ^ 「騰蛇」『欽定古今圖書集成』陳夢雷、- ウィキソース、1726年。
- ^ 「中宮」『晉書(天文志 1)』11、- ウィキソース、1903年、《武英殿二十四史》本。
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