首長ガンチムールの帰属問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 19:42 UTC 版)
「清露国境紛争」の記事における「首長ガンチムールの帰属問題」の解説
エヴェンキ系ネリュード族の族長、ガンチムールはザバイカルきっての実力者であった。彼は、1667年ごろ、強制的に移住させられていた清の領域から、故郷のネルチンスク付近に戻り、ロシアに貢納するようになった。清は領土に対して『属人主義』を取っていた。すなわち、貢納民の貢納先が変化すれば、その貢納民の住む場所は清の支配下にあるとはいえない。ガンチムールの「裏切り」は、清にとっては衝撃でもあり、火急の課題でもあった。
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