音韻の歴史的変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:13 UTC 版)
オーストロネシア祖語からマーシャル語までの子音の変化オーストロネシア祖語*mp *mp,ŋp *p *m *m,ŋm *k *ŋk *ŋ *y *w *t *s,nj *ns,j *j *nt,nd *d,R *l *n *ɲ ミクロネシア祖語*p *pʷ *f *m *mʷ *k *x *ŋ *y *w *t *T *s *S *Z *c *r *l *n *ɲ マーシャル語/pʲ/ /pˠ/ /j/ /mʲ/ /mˠ/ /k, kʷ/ [∅] /ŋ, ŋʷ/ /j/ /w/ /tʲ/ /tʲ/ /tˠ/ /tˠ/ [∅] /rʲ/ /rˠ, rʷ/ /lʲ, lˠ, lʷ/ /nʲ, nˠ, nʷ/ /nʲ/ マーシャル語の子音は、ミクロネシア祖語の母音環境の影響を受けて分裂してきた。ミクロネシア祖語の*k *ŋ *rは、2音節で他の母音が非円唇となる場合を除いて*oの隣や*uの隣で唇音化する。*lと*nは通常は硬口蓋化される。隣接する音節に狭母音がない場合、*aの前、(時々)*oの前で軟口蓋化または唇音化される。唇音化の仕方は*k *ŋ *rと同様。
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