音度と機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 14:41 UTC 版)
階名では、長音階と短音階とで同じ働きの音に異なる名前が付いてしまうので、それを克服するために、それぞれの音階の最初の音(長調のド、短調のラ)をi (1) 度音、そのすぐ上の音(長調のレ、短調のシ)をii度音と呼び、以下、iii度音、iv度音……vii度音と呼ぶ。これを音度と呼ぶ。 また、特に以下の4音には、その機能を端的に表した呼び方がある。 i度音 - 主音(トニック、トニカ) iv度音 - 下属音(サブドミナント) v度音 - 属音(ドミナント) vii度音 - 導音(リーディング・トーン) その他、あまり用いられないが、ii度音=上主音(スーパートニック)、iii度音=上中音(ミーディアント)、vi度音=下中音(サブミーディアント)、主音の長2度下のvii度音=下主音(サブトニック)という呼び方がある。
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