面子の分け方ごとに成否が異なる役同士は複合しない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 00:15 UTC 版)
「麻雀の役の複合」の記事における「面子の分け方ごとに成否が異なる役同士は複合しない」の解説
2通り以上の面子の分け方がある場合、まず面子の解釈方法を決めてから役を決定する。したがって、別々の面子解釈において成立する役同士は複合できない。 (例1) ロン 萬子の部分を と分ければ、この9枚は3つの暗刻となり、三暗刻が成立する。 その一方で、 と分ければ、この部分は3つの順子となり、平和と一盃口と純全帯么九が成立する。 しかし両者で面子の分け方が異なるため、「三暗刻」と「平和・一盃口・純全帯么九」を複合させることはできない。すなわち点数計算の際にはいずれか片方の解釈を選択することになり、両方を同時にカウントすることができない。なお、このケースでは前者「三暗刻のみ」と解釈するより後者「平和・純全帯么九・一盃口」で計算した方が得点が高くなるため、高点法の原則により常に後者を選択することになる。 (例2) ロン 和了形を と分ければ、和了形は7つの対子となり、七対子が成立する。 その一方で、 と分ければ、和了形は4つの順子と1つの雀頭となり、二盃口が成立する。 しかし両者で面子の分け方が異なるため、「七対子」と「二盃口」を複合させることはできない。すなわち点数計算の際にはいずれか片方の解釈を選択することになり、両方を同時にカウントすることができない。なお、このケースでは前者「七対子」と解釈するより後者「二盃口」で計算した方が得点が高くなるため、高点法の原則により常に後者を選択することになる。また二盃口は七対子の上位役であると言われることがあるが、この例のように和了形の解釈が全く異なるためにそれは誤りである。
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