非素子依存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:09 UTC 版)
これまで仮定していた回路と同じ位相構造を持つ回路を想定する。その回路の枝の最初の回路の枝 i {\displaystyle i} に対応する枝を i ¯ {\displaystyle {\bar {i}}} とおくとテレゲンの定理は以下の形で成立する。 ∑ i = 1 , i ¯ = 1 N V i ¯ ( t ) ⋅ I i ( t ) = 0 ∑ i = 1 , i ¯ = 1 N V i ( t ) ⋅ I i ¯ ( t ) = 0 {\displaystyle {\begin{aligned}\sum _{i=1,{\bar {i}}=1}^{N}V_{\bar {i}}(t)\cdot I_{i}(t)=0\\\sum _{i=1,{\bar {i}}=1}^{N}V_{i}(t)\cdot I_{\bar {i}}(t)=0\end{aligned}}} これの意味するところは、異なる素子からなる二つの回路から、それぞれ電位差と電流をサンプリングしてきたとしてもテレゲンの定理の保存する情報に影響しないということである。平たく言えば、テレゲンの定理の保存する情報とは回路の位相構造ということである。
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