散逸構造
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散逸構造(さんいつこうぞう、dissipative structure)とは、熱力学的に平衡でない状態にある開放系構造を指す。すなわち、エネルギーが散逸していく流れの中に自己組織化のもとが発生する、定常的な構造である。イリヤ・プリゴジンが提唱し、ノーベル賞を受賞した。定常開放系、非平衡開放系とも言う。
- ^ 二コリス&プリゴジーヌ『散逸構造-自己秩序形成の物理学的基礎』小畠陽之助訳、岩波書店、1980年。ISBN 9784000053969。
- ^ 今田高俊『自己組織性-社会理論の復活』創文社、1986年。ISBN 9784423800256。
- ^ 塩沢由典『複雑さの帰結-複雑系経済学試論』NTT出版、1997年、271-273頁。ISBN 9784871885171。塩沢由典「進化経済学の可能性」塩沢由典・有賀裕二編『経済学を再建する』中央大学出版、2014年、第2章。ISBN-13: 978-4805732335。Ari-Veikko Anttiroiko 2015 New Urban Mangement / Attracting Value Flows to Branded Hubs, Palgrave Macmillan. p.17.
- 1 散逸構造とは
- 2 散逸構造の概要
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