青樹亜依
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/02 16:14 UTC 版)
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出生名 | 青木あい |
別名 | あおきあい |
生誕 | ![]() |
出身地 | ![]() |
ジャンル | 演歌・歌謡曲 |
職業 | 歌手 |
担当楽器 | 歌 |
活動期間 | 1982年 - |
レーベル | テイチクレコード(1982年) SMSレコード(1983年) バップレコード(1986年-1987年) P-VINE(2000年-) |
公式サイト | オフィシャルサイト |
青樹 亜依(あおき あい、1954年8月10日[1] - 2014年6月11日)は、日本の歌手、神霊研究家。埼玉県浦和市出身(後に、出身地を「アンドロメダ」と改める)。なお生年を1951年とする資料もある[2]。
経歴
1974年、山本リンダのものまねでスカウトされ芸能界に入る。大久保怜門下で、上方演芸界に所属していた。寄席では美空ひばりの声帯模写などで人気を博した。当時、女性の声帯模写は珍しく、東西を通じて、他に翠みち代がいるくらいだった。デビュー当初の名義は「青木藍」だったが、1978年10月より「あおきあい」に改めた。特技は腹話術[3]。
その後、東京に移る。TBS系「スター爆笑座」やNTV系「笑点」など、テレビでも活躍した。フジテレビ系「お笑い大集合」の主力芸人の一人として、LP『フジテレビお笑い大集合!』(1978年)にもものまね歌手として参加している。当時珍しい女性芸人であると同時に、当時を代表するものまね芸人の一人であり、例えば『週刊Heibon』(1983年12月8日号)では、薬師丸ひろ子から渡辺はま子まで、57人の歌まねができる「オンナ竹中直人」[4]と称されるなど、『週刊平凡』でも何度か肯定的に取り上げられている。
1982年、夫の八木康宏(写真家、所属事務所「ヤギプロモーション」社長)のプロデュースにより、『アンドロメダの異星人』で歌手デビュー。歌手としては野崎真一に師事する。
1986年リリースの『四次元酒場』(楽陽食品イメージソング)でそのスジでの評価を確立する。演歌調のギターのメロディーにのって歌われる、ぶっとんだ歌詞は、『SFマガジン』の門倉純一「SF珍盤アワー」でも「センス・オブ・ワンダーの世界」と肯定的に評価された[5]。
1985年、神の啓示を受ける[6]。その後は歌手と並行して心霊研究家としても活動する。1990年、ミラクルパワー超神霊占い研究会を発足。
1991年発売の『アンドロメダの異星人 PART II』より名義を「青樹亜依」に改める。
1997年、『タモリ俱楽部』(1997年10月17日放送)の「レコタイ紅白歌合戦」で根本敬らによって『焼き鳥サンバ』が取り上げられる。
2000年に根本敬らの主宰する幻の名盤解放同盟のプロデュースで、ベスト盤『青樹亜依 アンドロメダの異星人』がリリース。2010年リリースの『夢見るアンドロメダ姫』では旧曲の新録も行っている。
2014年、膵臓がんにより死去。夫妻で南青山で写真店『八木商会』を経営しており、青樹亜依のポスターを掲げてグッズやCDを販売していたが、2014年閉店。
ディスコグラフィー
シングル
- アンドロメダの異星人 - 1982年。あおきあい名義。作詞:八木康宏、作曲:条美樹、編曲:野崎真一
- うわさ - 1983年。作詞:八木康宏、作曲:横山聖仁郎
- うそっぱち/四次元酒場 - 1986年。両A面。作詞:風戸強、作曲:井上新二(うそっぱち)。作詞:八木康宏、作曲:条美樹(四次元酒場)
- 焼鳥サンバ - 作詞:小田博茂、作曲:条美樹
- 大空へむかって - 2008年。作詞:八木康宏、作曲:条美樹
- 夢見るアンドロメダ姫 - 2010年。作詞:八木康宏、作曲:条美樹
- 愛の天使パトラー - 2012年。作詞:八木康宏、作曲:条美樹
アルバム
- フジテレビお笑い大集合!(1978年)- V/A
- 青樹亜依 アンドロメダの異星人(2000年) - ベストアルバム
- アンドロメダ・プレミアム・パワー・セット(2015年) - ベストアルバム[7]。
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脚注
外部リンク
- 青樹亜依のページへのリンク