震災遺構として保存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 14:58 UTC 版)
「石巻市立大川小学校」の記事における「震災遺構として保存」の解説
2016年3月、石巻市は被災した大川小学校の旧校舎を存置する形で、全体を震災遺構として保存することを決定した。遺族の中には「校舎を見たくない」という意見もあるため、周辺を公園化して、植栽などで校舎を囲むことが検討された。2018年5月には国連事務総長特別代表(防災担当)の水鳥真美が視察に訪れた。 石巻市は2019年度より4億5000万円をかけて公園整備を実施し、周囲に桜を植林したほか、展示スペースのある「大川震災伝承館」や、芝生広場、花壇、慰霊碑などを整備・設置した。2021年7月18日より、約3.35haの震災遺構として公開が開始された。遺構は校舎、プール、屋外運動場、野外ステージが保存されている。遺構の中に立ち入ることはできず、柵の外側から見学する。なお、「大川震災伝承館」は水曜日が休館日だが、校舎の見学は年中無休である。
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