でんぱ‐せい【電波星】
電波星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/08 21:50 UTC 版)
こと座β星は、アメリカ国立電波天文台のR. M. Hjellming と C. M. Wadeによって、1971年に電波星であることが分かった。星の間での物質移動が原因であると考えられる 。 連星系の一方から流出したガスは、主星の周りに降着円盤を形成している。降着円盤にたまったガスはやがて主星へと落ち、その時に電磁波が放射される。電磁波は、降着円盤の回転面に対して90度で放射されている 。A型星である伴星は、太陽質量の3倍程度で、ロッシュ・ローブを満たしており、ガスを主星に奪われている。伴星は毎年、太陽質量の 2×10−5 倍の質量を失い続けている。B型星の主星は、太陽質量の13倍程度である。
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電波星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 06:21 UTC 版)
グロート・リーバーははくちょう座やカシオペヤ座付近から強い電波が放射されていることを発見していた。 1946年にジェームス・ヘイらはこれらの電波が天の川とは別の天体から出ている電波であることを確認した。当時の電波望遠鏡の分解能ではこれらの電波源の光学的な対応天体を知ることはできなかったので、これらは電波星と呼ばれ、天体の属する星座とその星座内での電波強度の順にアルファベット順の符号を付けて呼称された。 電波星はその後、活動銀河や大質量星の形成が盛んな星雲、超新星残骸などに同定された。 いて座A: いて座Aイースト、いて座Aウェストからなる。いて座Aイーストは超新星残骸と考えられている。いて座Aウェストの中に銀河系中心核いて座A*を含む。 カシオペヤ座A: 1670年ごろに爆発したと考えられている超新星残骸。 おうし座A: かに星雲 M1 オリオン座A: オリオン大星雲 M42 はくちょう座A: 活動銀河 3C405 おとめ座A: 活動銀河 M87 ケンタウルス座A: 活動銀河 NGC5128
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