でんぱ‐せい【電波星】
電波星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/08 21:50 UTC 版)
こと座β星は、アメリカ国立電波天文台のR. M. Hjellming と C. M. Wadeによって、1971年に電波星であることが分かった。星の間での物質移動が原因であると考えられる 。 連星系の一方から流出したガスは、主星の周りに降着円盤を形成している。降着円盤にたまったガスはやがて主星へと落ち、その時に電磁波が放射される。電磁波は、降着円盤の回転面に対して90度で放射されている 。A型星である伴星は、太陽質量の3倍程度で、ロッシュ・ローブを満たしており、ガスを主星に奪われている。伴星は毎年、太陽質量の 2×10−5 倍の質量を失い続けている。B型星の主星は、太陽質量の13倍程度である。
※この「電波星」の解説は、「こと座ベータ星」の解説の一部です。
「電波星」を含む「こと座ベータ星」の記事については、「こと座ベータ星」の概要を参照ください。
- 電波星のページへのリンク