電波封止対抗性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 03:03 UTC 版)
「対レーダーミサイル」の記事における「電波封止対抗性」の解説
敵の電波封止に対応できるか。 ARMは基本的にパッシブ誘導であるため、輻射源(発信源)からの送信波が停止してしまうと、目標を見失い命中しない。そのため、発射前にRAWS等によりレーダー等の輻射源(発信源)の位置を標定し、標定した位置をミサイルに記憶させる。発射後は、INSにより誘導する。 近年では、GPSを用いてINSによる平面位置誤差と高度を修正し、命中精度を向上させる仕組みが実用化されている。INSのみの場合、ECMに強い反面、誘導誤差が蓄積してしまい、また、平面でしか誘導できないため、目標とするレーダーが高台にあると命中しないこともあった。
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