電子光学システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:36 UTC 版)
「F-14 (戦闘機)」の記事における「電子光学システム」の解説
初期のF-14Aは機首の下にレーダーと連動または独立して使用することができるAN/ALR-23赤外線探索追跡装置(IRST)が装備されていた。ただ、このIRSTはアフターバーナーを使用している敵航空機を185km以遠で探知できる性能を持つが旧式化し、性能も満足のいくものではなくなっていったため、1980年代にはノースロップ社AN/AXX-1 TVカメラセット(Television Camera Set、TCS)へ置き換えられている。AN/AXX-1は、DC-10クラスの大きさなら85nm(153km)、F-111クラスなら40nm(72km)、C-130クラスなら35nm(63km)、F-5クラスなら10nm(18km)の探知距離を持つ。しかし、TCSは夜間や雲がかかっている状況などでは役に立たないため、F-14Dでは最新型のIRST AN/AAS-42と左右に並べて配置し、併用している。
※この「電子光学システム」の解説は、「F-14 (戦闘機)」の解説の一部です。
「電子光学システム」を含む「F-14 (戦闘機)」の記事については、「F-14 (戦闘機)」の概要を参照ください。
- 電子光学システムのページへのリンク