電子伝達体の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/30 07:26 UTC 版)
電子伝達体は電子の授受の行いやすさによって以下の状態を取る。 電子受容体 — 電子を受け取りやすい状態、酸化型 電子供与体 — 電子を放出しやすい状態、還元型 これらそれぞれの状態は、以下の収支式によって説明される。 電子受容体(酸化型) + H+ + e− = 電子供与体(還元型) この反応が、連鎖的に起きることによって酸化と還元が同時に別の電子伝達体で同時に発生し、電子伝達が行われる。 A(酸化型) + e− → A(還元型) A(還元型) + B(酸化型) → A(酸化型) + B(還元型) B(還元型) + C(酸化型) → B(酸化型) + C(還元型)… 上記の反応の方向性は、酸化還元電位が低いほうから高いほうに流れる。すなわち、AからBには自然に電子は流れてもBからAに電子を流すにはエネルギーの投入が必要となる。
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