雌雄の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 05:47 UTC 版)
広く生物一般に当てはまりそうな形で定義すると、配偶子あるいはそれに相当するふるまいをする部分、言い換えると接合ないしはそれに似たふるまいによって新しい個体を作る器官に大小の分化が見られるとき、大きい方を雌性、小さい方を雄性と呼ぶ。もし配偶子が大きくて不動の型と小さくて運動性の型に分化していれば、これは卵と精子である。各個体がこのどちらか一方だけを作る場合が雌雄異体であり、同一個体から両方ができるのであれば雌雄同体である。 配偶子が生殖器官からできる場合には、この器官を見ることにより一応は雌雄同体か雌雄異体かの判断ができる。一般的には、同時に生殖器官が発達する物、いずれかの生殖器官が先に発達した後にそれが退化して残りの一方の生殖器官が発達する物(性転換と呼ぶ)などがある。いずれの場合でも自家受精を行うことはまれで、ほとんどは、同種の別の個体との間で生殖を行うのが普通である。
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