集団遺伝学におけるヘテロ接合性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 16:13 UTC 版)
「接合性」の記事における「集団遺伝学におけるヘテロ接合性」の解説
集団遺伝学において、ヘテロ接合性の概念は、ある集団において特定の座位がヘテロ接合である個体の割合へと拡張される。また、個体中のヘテロ接合の座位の割合を指すこともある。 一般的に、ある二倍体の集団のヘテロ接合性は次にように定義され、観測値 ( H o {\displaystyle H_{o}} ) と期待値( H e {\displaystyle H_{e}} ) とが比較される: 観測値 H o = ∑ i = 1 n ( 1 if a i 1 ≠ a i 2 ) n {\displaystyle H_{o}={\frac {\sum \limits _{i=1}^{n}{(1\ {\textrm {if}}\ a_{i1}\neq a_{i2})}}{n}}} n {\displaystyle n} は集団の個体数、 a i 1 , a i 2 {\displaystyle a_{i1},a_{i2}} は個体 i {\displaystyle i} の標的座位のアレルを指す。 期待値 H e = 1 − ∑ i = 1 m ( f i ) 2 {\displaystyle H_{e}=1-\sum \limits _{i=1}^{m}{(f_{i})^{2}}} m {\displaystyle m} は標的座位のアレルの種類数、 f i {\displaystyle f_{i}} は標的座位における i {\displaystyle i} 番目のアレルの頻度を指す。
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