陸化型高層湿原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:39 UTC 版)
「赤井谷地沼野植物群落」の記事における「陸化型高層湿原」の解説
また、泥炭ドームの下に湖成層が確認されている、日本では珍しい陸化型高層湿原である。これは、4-5万年から2万年前にかけて、現在の猪苗代湖の水位が20mほど高かった頃、この地はその古猪苗代湖に含まれ、湖底には赤井谷地層と呼ばれる湖成層が堆積していった。2万年前頃、古猪苗代湖の水位がさがり、周辺が陸化されたあとも浅い沼地となり、さらに植物遺体によって泥炭層を3m堆積させながら湿地化し、泥炭ドームを発達させて高層湿原となったものである。
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