院号・院殿号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 05:25 UTC 版)
「院号」「院殿号」は、生前に、寺院や宗派に対して多大な貢献をした者、あるいは社会的に高い貢献をした者に贈られる顕彰目的の号である。 「院号」は、元は皇族が寺院の建立などの布施行をした場合に、その徳を称えて贈られるものである。 「院殿号」は、大名家や武士が寺院に土地や建物を寄進した場合に贈られたものである。なお、将軍家や大名家では死後、古文書・古記録では戒名で呼ばれるが、これは貴人の実名を呼称することを忌む習俗(避諱)によるものである。 したがって、本来、院殿号より院号の方が格上とされるが、2019年現在では、字数や見栄えなどから、院殿号の方が格上とされている。
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