関係節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 18:17 UTC 版)
先述のように名詞句に修飾部が存在する場合、それは関係節である。関係節は上記の通り通常は主要部の後ろに現れるが、以下の例のように解釈の仕方によって全く異なる文意となる場合には、曖昧さを排除するために修飾部の関係節が丸ごと主要部の前に並べ替えられることもあり得る。 例1: gi?ithé ǰaánáǰa-mí gi?í ǰiǰáagí atsáagí ífotáanígi-mí oo i?pí グロス: dem 子供.縮小辞-rec dem 大きな 男 おどかす.rel-rec 強意語 行く 訳: 「この大男がおどかしたあの子は行ってしまった」、または「あの子がおどかしたこの大男は行ってしまった」 例2: gi?í ǰiǰáagí atsáagí ífotáanígi-mí gi?ithé ǰaánáǰa-mí oo i?pí グロス: dem 大きな 男 おどかす.rel-rec dem 子供.縮小辞-rec 強意語 行く 訳: 「この大男がおどかしたあの子は行ってしまった」 Dryer (2013c, d) は Allin (1976:223, 229ff, 230, 231) を参照し、レシガロ語の関係節は名詞に後置される型と内位主要部型(英: internal-head type)、つまり被修飾語が関係節の内部に埋め込まれている型の2種類が優勢であると判断している。
※この「関係節」の解説は、「レシガロ語」の解説の一部です。
「関係節」を含む「レシガロ語」の記事については、「レシガロ語」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から関係節を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 関係節のページへのリンク