鈴の音バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 15:47 UTC 版)

左側が鈴の音バス(市街地循環線)、右側が三重交通(02系統松阪市内線)のバス停
鈴の音バス(すずのねバス)は、三重県松阪市のコミュニティバスである。三重交通に委託して運行されている。
概要
2005年(平成17年)4月20日運行開始。2006年(平成18年)度の利用者数は約8.0万人、07年度は約9.0万人である[1]。新型コロナ流行前の2018年(平成30年)度の利用者数は約11.0万人であったが、新型コロナ流行後の2022年(令和4年)度には蔓延時に比べると増加傾向にはあるものの、約84.0万人まで落ち込んでいる。[2]
2019年(平成31年)3月31日までの鈴の音バスは、市街地循環線の愛称であったが、同年4月1日より市街地循環線に加え、大口線・三雲松阪線(前身は空港アクセス・三雲松阪コミュニティバス)の2路線と新設の幸中央線(さいわいちゅうおうせん)を包括した4路線の愛称とすることになった[3]。三重交通バスの交通系ICカード「エミカ(emica)」と全国交通系ICカードが利用できる[4]。
また、2022年(令和4年)度からは、公共交通の便利さを実感してもらおうと運賃が全区間無料になるバス運賃無料DAYを行っており、利用者数が約500人増加などの結果も得られている[5][6]。
現行路線
2024年(令和6年)4月1日改正時点。
市街地循環線
- JR松阪駅 - (近鉄松阪駅 - マックスバリュ中央店 - JR松阪駅) - 市役所前 - パワーセンター松阪 - ぎゅーとら大黒田店 - アドバンスモール松阪 - マックスバリュ学園前店 - 松阪競輪場前 - JR松阪駅( - 近鉄松阪駅 - マックスバリュ中央店 - JR松阪駅)
- 上記左→右が「左回り」(系統番号 M2)、左←右が「右回り」(系統番号 M1)。()は一部便のみ運行する経路。
幸中央線
- 系統番号 M3 JR松阪駅 - 新町1丁目 - 松阪工業グランド前 - ぎゅーとら大黒田店 - アドバンスモール松阪
大口線
三雲松阪線
- 系統番号 M4 JR松阪駅 - イオンタウン松阪船江 - 松ヶ崎 - アピタ松阪三雲店 - 天白(回転場)
車両
車両は三重交通が所有する専用車両及び予備車両(一般塗装)を用いて運行されている。予備車は点検代走時に運用される事がある。大口線(M5系統)は基本的に幸中央線専用車で運用されている。
市街地循環線右回り(M1系統):6469号車(青)
市街地循環線左回り(M2系統):6468号車(青)
幸中央線(M3系統):6496号車(ピンク)
予備車:6476,6483号車
三雲松阪線(M4系統):3001号車(導入時から三重交通一般塗装では無く、ベージュがベースのノンステップバス新カラーとなっている。)
予備車:2138号車
かつてはこれらの他に三菱ふそう・エアロミディ(日野・ポンチョの導入に伴い他営業所へ転出)や日野・リエッセ(経年により除籍済)も専用車両として在籍していた。
脚注
- ^ 国土交通省「地域公共交通の活性化・再生への事例集」所収「松阪市 鈴の音バス 地元企業や市民の協賛を得て運行するコミュニティバス」
- ^ “松阪市地域交通公共計画 令和6年1月”. 松阪市. 2025年9月13日閲覧。
- ^ “【新設】鈴の音バス 「幸中央線(さいわいちゅうおうせん)」”. 松阪市商工政策課 (2019年3月1日). 2020年2月13日閲覧。
- ^ “鈴の音バスでは交通系ICカードをご利用いただけます!”. 松阪市商工政策課 (2021年9月8日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “来月17日、無料乗り放題 三重・松阪市内の路線バスや鈴の音バス”. 夕刊三重. 2025年9月13日閲覧。
- ^ “バス運賃無料デー結果 - 松阪市のコミュニティ交通 - お肉のまち 松阪市公式ホームページ”. 2025年9月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 鈴の音バス - 松阪市
固有名詞の分類
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