釣り竿の働き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:10 UTC 版)
釣り竿は、まず陸からある程度以上離れた水中に釣り針をぶら下げるために使われる。また、魚は水面に人影があると警戒して近寄ってこず、単に川岸などから鉛直に釣り糸をぶら下げているだけではなかなか釣果があげられないと考えられており、自分から離れた位置に糸を垂らすことで魚を騙すことができると考えられている。 魚が餌に食いついた瞬間や、かかった魚が急に方向転換したりすると、釣り糸に瞬間的に大きな力が加わる。釣り糸は非常に細く作ってあるため、糸が切れてしまう恐れがあるが、弾力性のある釣り竿を使うことで、衝撃を釣り竿の弾力が吸収し、糸の切れを防ぐことができる。この効果を維持するためには、釣り糸と釣り竿が常にある程度以上の角度を持つようにしなくてはならない。これらが直線上に乗る形になると釣り糸を切られる可能性が高まる。 このほか、投げ釣りでは長い竿を使うことで、振ったときの竿先端部の速度を稼ぎ、より遠くへ仕掛けを投擲するためにも利用される。
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