金星暦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 02:00 UTC 版)
メソアメリカで金星は太陽と月についで重要な天体だった。ドレスデン絵文書には「236 90 250 8」という4つの数字が載せられている。これを合計すると584になり、金星の会合周期(583.92日)を表していると考えられる。4つ数字があるのは金星が見えたり見えなくなったりすることを反映しているらしいが、この数字は現実と異なっている(実際には 263 50 263 8 くらいになる)。 この584日周期を5倍するとハアブの8年に一致し(365×8 = 584×5)、104年(カレンダー・ラウンドの2倍)で金星暦・ハアブ・ツォルキンのすべての周期がそろう。もちろんこの584日というのは近似値に過ぎないので、104年後に現実の金星の位置がまったく同じになるわけではない。
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