選鉱くず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 03:06 UTC 版)
鉱山活動では、尾鉱として知られる過剰な廃棄物が発生する。後に残る材料は、鉱石の価値のある部分を分離した残滓である。これらの大量の廃棄物は、水、砂、粘土、残留アスファルトの混合物であり、自然に存在する渓谷または大規模な人工ダムや堤防から作られた鉱滓池に貯留される。これにより、鉱滓堆積物が沈降したり、貯留池としての再利用が可能になる。 尾鉱は、酸性の鉱山排水によって有毒な金属を放出することで、環境問題となりやすい 。しかし、鉱滓池の最大のリスクはダムの決壊である。鉱滓池は一般的に、土地に由来する盛土(土、粗い廃棄物、または採掘作業や鉱滓からの残土)によって形成され、ダムの壁は、より多くの量の鉱滓を維持するために積み上げられることが多い。 しかし、鉱滓池の設計基準に対して規制がなく、鉱滓池からの洪水の危険にさらされている。
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