遠視と年齢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/12 07:51 UTC 版)
一般に人間の目は成長につれて近視化を続けるので、小児期に遠視だったものが大人になって正視になったり、正視を通り越して近視になることは少なくないが、成長過程で逆に遠視になることは稀である。 年齢が60歳以上になると、正視だった眼が遠視になったり、遠視だった目の度数が強くなる傾向がある。これは老人性遠視と呼ばれている。 その年齢以前に、俗に「遠視になった」といわれる現象は、ほとんどの場合、若いころは自覚しなかった軽度の遠視が調整力の低下により自覚されるようになったものである。 文明生活は近距離や細かいものを見る能力が求められる。したがって遠視は都会的生活においては極めて不都合であるといえる。
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