過去を追慕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 19:05 UTC 版)
劉曜は游子遠の活躍に大いに喜び、群臣と東堂で宴会を開いた。劉曜は戦勝の話で盛り上がったが、話が進み朝鮮にいた頃を思い出した劉曜はいつしか涙を流し、「名君たるもの、過去に受けた徳や恵を忘れてはならぬ。朝鮮時代に世話になった崔岳・曹恂・王忠・劉綏らは、朕の幼少時代には道理を教え、ある時は朕を苦難と貧困の極みから救ってくれた。本来ならば彼らには官位と爵位を授けてその恩義に報いたかったが、彼らの墳墓はいずれも無くなっており、哀悼の意を伝えることができない」と悲しみ、官吏にそれぞれの子孫らを探し出させてこれに報いるように伝えた。
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