近日点通過後の彗星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:20 UTC 版)
「ラヴジョイ彗星 (C/2011 W3)」の記事における「近日点通過後の彗星」の解説
近日点通過時、ラヴジョイ彗星は太陽の裏側に隠れてしまい、地球からは見えない位置にあった。約50分後、太陽への最接近を生き延びた様子はSOHO、ひので、SDO、STEREO-AとB、Proba-2といった各国の太陽観測衛星、総計18もの観測機器が捕らえた。このときの視等級は-1.2から-0.8であると推定されている。また、このときに尾が太陽を挟んで両側から出ている様子も観測されている。 2012年1月7日、ラヴジョイ彗星は地球に最接近し、地球から約7470万km(0.4990AU)のところを通過した。 離心率は0.999929と極めて1に近く、軌道傾斜角は134度とかなり傾いた逆行軌道を持っている。この軌道の性質のため、惑星の摂動を受けずに長周期彗星として再び戻ってくると考えられている。もし計測された数値どおりに回帰すれば、次回の近日点通過は2706年から2713年になる。
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